女性起業家の人脈はどうやって作る?
ビジネスでは人脈作りが非常に重要です。
顧客になってくれる方や顧客を紹介してくれる方など直接の売上に直結する人脈だけではなく、幅広いジャンルの人脈を作っておくとビジネスの幅を広げて危機回避を有利にできます。
起業家が人脈を作る定番の手法は次の5種類です。
- 既存の知人による紹介
- 異業種交流会
- セミナー等へ参加する
- SNS
- 偶然出会った人と距離を縮める
人脈を作る方法そのものに男女の違いはありません。
もっとも手軽な方法はSNSですが、出会う人の品質を高めて強い信頼関係を結びたいのであれば、ネットでのやり取りだけではなく異業種交流会やセミナーなど直接顔を合わせる出会いを取り入れた方がいいでしょう。
人脈は質が大切
人脈を作ったり広げたりすること自体はとても簡単です。
異業種交流会へ積極的に参加すれば、スマホの電話帳やLINEの友達、保有する名刺の数が増えていきます。
SNSを活用する場合は、投稿やリアクションを続けていけば必然的に相互フォローなどSNS上の友達が増えていくでしょう。
しかし、浅い関係の人脈を広げてもビジネス的なメリットは限られてきます。
人脈は自分自身もしくはお互いにメリットが生じる相手と強い信頼関係を作っていくことが大切です。
人脈作りのコツ
起業やビジネスに活かす人脈作りで大切なのは、接点を途切れさせないことです。
名刺やLINE、SNSでの繋がりを作れた人には、最低でも年に数回は連絡を入れるようにしましょう。
年賀状もしくはLINEメッセージを使った新年の挨拶や開業の報告、周年の挨拶などが無難なアプローチ方法です。
SNSへの投稿で済ませるのではなく、コピペでもいいので個別にメッセージ等を送るようにしてください。
最低限の形でいいので定期的に連絡することを続けていけば、相手から「自分のことを覚えていてくれている」、「礼儀正しくて律儀な人」などと好印象を与えられます。
個人のLINEやSNSアカウントを使ったやり取りは、男性に比べて女性起業家はビジネスにおける下心が出にくいです。
浅い関係で相手からの返信がなかったとしても、連絡が途切れていなければ困った時に助けてもらえて有益な話を頂ける可能性が高くなります。
優先順位を間違えない
起業家の人脈作りでは、既に成功している経営者や積極的に出資してくれる投資家、その分野で優秀な人、豊富な人脈が持っている人などと良好な関係を作れると強いです。
こうした起業家側のメリットが大きい人との出会いや関係は大切にしないといけませんが、まだ経営者としての実績がない起業家は出会いがあっても相手にしてもらえません。
そして、相手にされない目上の人との関係を優先して、古い付き合いがある人を疎かにしないように注意しましょう。
起業家の人脈作りは、同じ境遇の起業家や志の高い人との関係が重要です。
一方的にメリットだけを得られる話は期待できませんが、有益な情報収集やモチベーションのコントロールで役立ちます。
資金力や人脈、ノウハウ、スキルを持っていない人でも、意気投合して信頼関係を築けている人との関係は大切にしてください。
ただし、優先順位の決め方の正解は、人それぞれ違います。
起業前の仕事でも人脈や上司からの評価で結果を残してきた世渡り上手な方は、影響力が大きい人との関係や付き合いを優先させましょう。
起業をキッカケにキャラを変えて影響力のある人へ接近しても、自分を無理に演じていると良い関係を築けません。
目上の人の懐へ入るのが得意でなければ、影響力が高い人よりも気が合いそうな仲間との関係を優先することから始めた方がいいでしょう。