起業家が自文の会社をアピールするために、SNSを活用すべきでしょうか?

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動画やSNSで会社をアピールするのはあり?

 

動画やSNSで会社をアピールするには、広告を出す方法会社や経営者・担当者の個人アカウントで情報発信する2つの方法があります。

 

いずれも上手に活用して会社を成長させた事例が多数ありますが、流行のネットツールを使えば簡単に結果が出ると甘く考えてはいけません。
それぞれのデメリットやリスクを理解した上で導入・活用を慎重に検討してください。

 

広告は全国が対象

 

自社のSNSを更新するイメージ

 

YouTubeなどの動画やTwitter、Instagram、FacebookなどSNSへの広告は費用が高いです。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンは都道府県や市町村のワードに対してローカル広告を出すことができますが、YouTubeやSNSは原則として全国のユーザーが対象の広告になります。

 

多くの方に見てもらえる広告媒体ですが、事業規模が小さくて展開地域が狭いと費用対効果の期待度が低くなってしまいます。
広告を出すことのデメリットはコストがかかるくらいで、広告の内容に大きな問題さえなければ他のデメリットはありません。

 

 

動画やSNSの集客は難しい

 

企業や商店が動画やSNSで大きな成果を出している事例は多数あり、やり方によっては一切のコストをかけずに集客できます。
さらにアカウントの影響力が大きくなれば、異業種との提携などビジネスの幅が大きくなります。

 

しかし、動画やSNSでの集客は成功する確率が低く、手間をかけただけで終わることも珍しくありません。
特にビジネス関連のアカウントは、身近な人へ宣伝してフォロワーを増やしても、継続的に内容をチェックしてもらえません。
当初の目標はフォロワーを増やすことで問題ないですが、その先にフォロワーや既存顧客へ対してアピールする戦略を練る必要があります。

 

YouTubeの場合はチャンネル登録者と視聴回数が増えればビジネス用のアカウントでも広告収入を得ることが可能です。
面白い情報を発信していれば、会社のチャンネルに広告を付けていても顧客や視聴者から悪い印象を抱かれません。
ただし、動画の編集は莫大な時間を取られるため、起業家が全て自分で運営しようとすれば膨大な労力が必要になります。

 

 

お得な情報発信

 

もっとも簡単にアピールする方法がSNSで割引や増量などお得な情報を発信することです。
投稿をチェックすることがフォロワーや顧客の利益に繋がれば、必然的にコアなユーザーが増えていきます。

 

ただし動画やSNSに限定したキャンペーンは、50代以上などSNSをしない世代の顧客が離れてしまう恐れがあるので注意しましょう。
また、割引キャンペーンに依存しすぎると通常価格での販売が大きく落ちて利益を削るリスクがあります。

 

 

デメリットを把握しよう

 

SNS運営が上手くいかなかった女性

 

会社や経営者・担当者個人のアカウントで事業をアピールする際は以下の注意点を把握しておいてください。

 

炎上リスク
不適切な内容を発信すれば会社の信用を大きく落とす

 

信頼性を失う
動画のクオリティが低い場合や発信する内容が薄いと会社の信頼性を失う

 

誤ったイメージを与える
常連向けで一見客は利用しにくい。ビジネススタイルがカジュアル過ぎるなど

 

従業員の不満
撮影や編集、投稿の負担や無断の顔出しで優秀な従業員が辞めてしまうことも

 

簡単に結果が出ない
バズるキッカケがない限り、結果を出すのに相応の時間と手間を要する

 

人脈を失う
個人アカウントで会社の宣伝ばかり行うと友人・知人と疎遠になりやすい

 

このように、会社が動画やSNSを始めたことで収益悪化する要因が多数あります。
まずは気軽にチャレンジしてみるのも悪くないですが、定期的に戦略や取り組みが間違っていないか見直すようにしましょう。

 

動画やSNSで会社をアピールするのはありですが、ビジネスモデルや覚悟の持ち方によっては手を出さない方がいいケースもあります。